仲裁役 2014.9.10(水)
category : Cello-Cafeブログ 2014.9.10
先日、とあるプロオーケストラのチェロのトップ(首席奏者)の方が“トップの仕事”についてお話されていまして、こんなことを仰っていました。
「みんなをリードしていくのも仕事だけど、仲裁役でもあるんです(笑)」
仲裁役。
これは、初めて聞く仕事内容・・・。“リードしていく”っていうのはわかります。テレビでプロオーケストラの映像を見ていても、トップの席に座っている方は時にイスから飛び出していくんじゃないかと思うくらいのリアクションで、みんなを引っ張っていってますよね。
でも“仲裁役”ってどういうことだろうと思っていたら、「オーケストラの中で後ろの方の奏者と指揮者の解釈が違ったりしたときに、うまく場を取り持って一つにまとめる」ということなんだそうです。ほほー、いろいろあるんですな。すごく精神をやられそうなきつい立場ですね・・・。
同じ人物でもトップじゃない席に座って弾いているときと、トップの席で弾いているときとで弾き方が全然違うのは、やはり役割が全然違うからってことですね。首席奏者としてご活躍の皆様、どうかお体をお大事に、と願わずにはいられません。