プラジャーク弦楽四重奏団による公開レッスン2014.6.16(月)
category : Cello-Cafeブログ 2014.6.16
先週、「プラジャーク弦楽四重奏団による若手カルテットへの公開レッスン」を聴きにいってきました。
レッスンを受講していたのは、愛知県立芸術大学2年生による「クァルテット・ダモーレ」と、愛知県立芸術大学院生&卒業生による「カルテット・アホイ」の2グループ。カルテット・ダモーレはモーツァルトの「狩」の第1楽章を、カルテット・アホイはモーツァルトの「不協和音」の第1楽章をそれぞれ演奏されていました。2グループともお上手でしたが、プラジャークの方々がアドバイスをすると面白いくらい音が変わるんです。レッスンではテンポのことをよくおっしゃていて、「今のは、『もうちょっとで電車がくるから急がなきゃ』っていうふうに聞こえるよ」とか、そう言われると確かにそんなふうに聞こえます。
「リハでとにかく自分たちのテンポをみつけること。絶対みつかるはず。それで、そのテンポで各自がメトロノームで練習するんだよ」と。プラジャーク弦楽四重奏団のような世界に名をとどろかせているカルテットの方々がおっしゃっていたのは、すごく地味で(?)、基本中の基本のようなこと。他にも強弱のつけかたのことなども仰っていましたが、結局のところ“基本”が大切なんですね・・・。しかしそれをするのがいかに難しいことかと!身につまされます。プラジャークの方々はもちろん技術やひきだしをたくさんたくさんお持ちだとは思うのですが、当たり前のことかもしれませんがやっぱり全て基本の上に成り立っているということですね。
あ、プラジャークの皆様のイチオシアイテムは“ヤマハのメトロノーム”でした(笑)。