道しるべ 2020.8.12(水)
category : Cello-Cafeブログ 2020.8.12
しばらく読まずに置いてあった本を読んでいます。
著者はもう亡くなられたのですが、アマチュアとして音楽に長く携わってこられた方で、音楽に携わってきたその方の歴史とともにいろいろな思いが書かれています。生前に短い期間でしたが私もお世話になったことがありますが、音楽に対して大変熱心で世代を超えて人望が厚い方、という印象がありました。本には、楽しかった出来事やハプニングなど笑いながら読める事柄の中に、時折苦悩も垣間見え、私の知らないその方の長い人生に思いを馳せる時間になっています。
音楽に対して近年私が抱えてきた疑問と似たようなことが書かれているのを目にし、これだけ音楽人生経験豊富な方でもかつては同じような思いに至ったことがあるのかと思い、気持ちを寄せる瞬間が何度かありました。本に書かれているのは一部でしょうから、私が考えることなどとうに何周もしていろいろな答えをみつけていらっしゃると思いますし、私がまだ見ぬ道もご存じであったと思います。ゆっくりお話しすることはもう叶わないので、残された本を自分のこれからの道の糧にしていきたいと思います。
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