避難訓練コンサート 2015.2.5(木)
“避難訓練コンサート”なるものがあるようです!コンサート中の大地震発生を想定し、避難訓練を盛り込んだコンサートだそうです。
そんな事態になったら、確かにパニックになりそうです。実際は相当焦るとは思いますが、こういった訓練を1度するだけでも、多少心構えができるような気はします。
以前に聴きに行ったコンサートで、演奏中にホールの火災報知機が鳴ったことがあります。チェロとピアノのコンサートでしたが、演奏がちょうど盛り上がってきたところでチェロもピアノもガンガン弾いていたので、最初は火災報知機が鳴っていることに気が付きませんでした。「あれ、なんか一瞬不協和音が鳴ったような?この曲にこんな変わった和音の箇所あったっけ?ピアノの弦でも切れたのか??」という感じで、なんか変だな、と思ったものの、何なのかよくわからず。でもそうこうするうちに放送で人の声が聞こえてきて、警報音と放送が数回繰り返されてようやく、さすがに“何か起きてる”感じになってきました。奏者もその頃には異変に気付いて演奏も中断。館内が一瞬緊張しました。火災報知機の誤作動は、昔学校などでもたまにありましたし、「誤作動かな?」という思いと、一方で「本当に火事が起きているかもしれない」と若干焦りつつも、半信半疑で動けずにいました。皆さん同じような気持ちだったのかもしれませんが、会場で席を立つ人は一人もいませんでした。ぱっと見、火柱が上がっているわけでも煙くさいということもなかったので、一刻を争うような事態ではないと勝手に判断し、万が一火事だとしても係の人が誘導してくれるのを待とう、という思いもありました。
結果的に火事ではなかったのでよかったのですが、本当に火事だったとしたらどうするのがよいのでしょう??
そういうときに1人でもパニックになってホールを飛び出して行ったりすると、つられて全員パニックに陥ったりするものだと思うので、行動は素早く、でも頭は冷静でいたいですよね。
大地震はいきなりやってきて身動きがとれなくなる可能性があるので、パニックにならずにいられるかわかりませんが、そのためにもこんなコンサートが企画されているのは非常にありがたいですね。
上記の火災報知機体験は、避難もしていませんが、防災について考えるよい機会になり、貴重な現場に居合わせることができてよかったです。ちなみに、中断してしまったその曲は、改めて最初から弾いて下さいました!それにしても火事じゃなくて本当によかったです…。