分数チェロ 2017.11.14(火)
最近急に冷えてきました。11月も半ばですから日に日に冬に近づいているということでしょうね。
先日、友人がやっている弦楽器屋さんに寄ってみました。近くまで行く機会があったので少し足を延ばして。
愛知県名古屋市にある「KAEDE STRINGS(カエデ ストリングス)」さん。
すると、壁に分数チェロが並んでいました!分数チェロとは、子供でも弾けるように小さく作られたチェロのことです。
写真はヴァイオリンやヴィオラではなく、全てチェロです。そして飾りではなく、ちゃんとした売り物です!
小さいからと言ってヴァイオリンみたいな音が出るわけではなく、ちゃんとチェロの音がします。
左から、8分の1 、4分の1 、2分の1 、4分の3 サイズのチェロです。
写真だとサイズ感がわかりにくいですが、一番左の8分の1サイズは5歳前後の子が使うサイズ、一番右の4分の3サイズは中学生くらいが使う感じでしょうか。
4分の3が終わるといよいよ4分の4のフルサイズの楽器になります。小柄な女性だとちょっと小さめの楽器を使っていたりもします。いや、大柄な?男性でも小ぶりの楽器を持っていらっしゃる方もいます。楽器は“出会い”ですから、気に入った楽器がたまたまちょっと小さめだったとか、大きめだったとかそういう場合もあると思います。
なかなかこうして分数チェロを並べてみる機会はないので、ちょっとテンションが上がりました♪。
ヴァイオリンの分数楽器があるのも見ましたが、こちらは本当に本当に小さくて、普段チェロしか持っていない私が持ったら手に取っただけで壊してしまいそうで(笑)、遠目に見るだけにしておきました。
この楽器屋さん、もちろん分数楽器だけではなく大人のチェロも20本くらいあって、少し弾かせていただきましたが楽しかったです!
楽器が同じでも弓が変わるだけで違う楽器かと思うほど音色も何もかも変わるので、“その楽器の音色”って一体なんなんだ、と思ってしまいます。弓の違いが弾き心地に影響するのはわかりますが、音色まで変わられたら本当に困ります(笑)。まあ買う予定があるわけではないので気楽なもので、値段を見て目だまが飛び出しそうになったり、弾いてみて「このチェロ好きだな」とか勝手なことを言ってただけですが、家に帰ればいつもの慣れ親しんだチェロが待っているので、大事にしようと思います。買いもしないのに、大事な楽器たちを弾かせていただきありがとうございました。