今年の冬は寒かった 2022.3.29(火)
category : Cello-Cafeブログ 2022.3.29
桜も咲き始めやっと春を感じられる季節になってきました。それにしても今年の冬は寒かった気がします。
冬の初めの頃は、「これまで暖かい日が続いて急に寒くなったからいつもより寒い気がするだけ」なんて言われたりもしましたが、冬が深まるにつれて私の周りでは「やっぱり今年の冬は一段と寒い」という意見に変わっていきました。冬の寒さというのはラニーニャ現象や北極の寒気の強さで決まるようです。
ラニーニャ現象とは、太平洋の赤道付近で東から西に向かって常に吹いている貿易風の影響で海面付近の温かい海水が西側に引き寄せられて、東側では深いところから冷たい水が湧き上がる。その結果海面水温が西側では高くなり東側では低くなる。これにより温かい西側では水の蒸発が盛んになり積乱雲が発生、貿易風がより強くなると西側では温かい海水が厚く蓄積し、東側では冷たい海水がより湧き上がる。日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低くなりこの状態が続くことを「ラニーニャ現象」というらしいです。それで、このラニーニャ現象が発生していると、海面水温が高い東南アジア付近では積乱雲が活発に発生し、それが西から吹く偏西風に影響して、日本付近では北から寒気が流れ込んで寒くなる、ということらしいです。今年はまさにラニーニャ現象が発生している年だったみたいです。このラニーニャ現象は数年おきに発生するようなので、それと同時に日本は数年おきに寒い冬になるということですね。
暖冬だとそれはそれで「冬なのになんとなく生暖かくて気持ちわるい」なんて思うくせに、一段と寒さを感じる冬はやっぱりきつい。
とりあえずようやく春がきて身も心もほっとしています。