体のバランス 2021.11.25(木)
category : Cello-Cafeブログ 2021.11.25
体のバランスというのはなんて繊細にできているのでしょうか。
どこかが崩れると別のどこかにも支障をきたします。2本の脚で体を支えるのだから、脚にとっては負担も大きいでしょう。体は左右で常に違うことをしているからバランスも崩れやすい。お箸を使うなどの利き手にまつわることだけでなく、自転車をこぎ始める脚がいつも一緒だったり、階段を上り始める脚が一緒だったり、ちょっとした何気ない動作にも癖があるようです。そういうちょっとした無意識の癖が積み重なった結果、体のバランスを崩すことにつながることがあるようです。
チェロを弾くのも、右手は弓を動かしているけれど左手は上下に行ったり来たりごちょごちょと指を動かして、左右で全然違うことをしています。階段を上り始める脚を左右変えてみることはできても、チェロは「たまには左手で弓を持って弾いてみるか!」というわけにはいかないので、体を痛めないそれぞれに合った弾き方を身につけるしかありません。ちょっとエンドピンの長さを変えるだけでもフォームが変わってくるので非常に悩ましいですし、一旦わからなくなると、もうどうしたらよいか途方に暮れるばかりなのですが…。
若い時はいろいろと無理がきいたかもしれませんが、だんだんと無理がすぐに体に表れてくるようになるので(泣)、自分でちゃんと早めに不調に気付けるようになりたいものです。反省も含めて。自分だけで解決が難しいと思ったら、色々な面で助けてくださるその道のプロを頼りましょう。