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バロックの楽器 2017.6.2(金)

category : Cello-Cafeブログ 2017.6.2 

先日、バロックチェロとヴィオラ・ダ・ガンバを弾く機会がありました。
バロックチェロはエンドピンがないために、まず構えるのがとっても難しいのです。脚の上にうまく乗せる感覚らしいのですが、不安定でどうしようもない。モダンチェロよりも楽器を立てて弾くので、左手を離したらチェロが前方に倒れていくのではないかという不安に駆られました。おまけに弓まで違うので、たどたどしいにもほどがあるという感じでした。ただ、全然できてはいませんでしたが、開放弦を鳴らすのに、“うまく響きを作りたくなる感じ”は少しわかりました。モダンチェロで弾く場合、つい力んで自分の近くでしか音が出ていない感じが常ですが、響きをうまく作って弾かないといけないんだということは、勉強になりました。
それにしても、以前ブログにも書いたことがありますが、エンドピンを発明したセルヴェさんには、改めて感謝します!

続いて、また別の日に弾いたヴィオラ・ダ・ガンバはもう笑うしかないレベルでした(笑)。バロックチェロで学んだ経験はほとんど生かされず・・・。今度は弦が6本もあるんです。そして4度調弦です。それだけでも混乱するのに1ヶ所だけ長3度調弦・・・。後で聞いたら調弦はギターと同じなんですかね?弦が6本もあるため、弾いている弦と押さえている弦が違うという事態が発生しました。
さらには知識も間違っていて、チェロの前身の楽器かと思っていたら、全く違う楽器なんですね。
でも音色はとても素敵でした。自分ではうまく音が出せずただ必死でしたが、弾ける方がちゃんと弾いていらっしゃるのを聴けたので、本当の音色がわかってよかったです。
両楽器ともまともに音は鳴らせませんでしたが、貴重な経験ができました。大事な楽器を弾かせてくださって、ありがとうございました!!

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