冬到来、そして調弦が狂う。 2016.12.1(木)
category : Cello-Cafeブログ 2016.12.1
日に日に寒さが増してきました。今年も残すところあと1ヶ月です。
チェロを持って、暖かく湿度の保たれた部屋と寒くて乾燥しきった屋外を行ったり来たりすると、調弦も狂いやすいですね。
ケースから楽器を取り出しながら、ペグが緩んでいやしないかと、まずA線から軽く弦をはじいてみます。その時、A線をはじいた瞬間に、いつもより若干音が高くなっているのを感じて、「さてはC線が緩んでいるな」と察知するときの、あのちょっとした暗い気持ちが、なんとも・・・。恐る恐る、A、D、G、Cとはじいて、音程のなくなったダラリとしたC線に触れてしまったときの悲しい感じ。「やっぱりな・・・」と思ってちょっとテンションも下がるのですが、まあC線だけでよかった!と思い直して調弦。
以前に、ケースを開けたら弦が4本とも緩んでいて、カランと乾いた音を立てて落ちてくる駒を見たことがあります。あの衝撃はなかなかないです(笑)。一瞬何が起きているかわかりません。
ミュートでも落ちたかな。いや違う、もっと大きい。なんか様子がおかしいぞ。あれ?駒だ。駒が落ちてる??大変だ!!!!!!
という具合です。とにかく焦ります。
楽器に負担がかかっているということですよね・・・。本当に申し訳ない。この冬は無事に乗り切りたいところです。