浅川 岳史(あさかわ たけふみ)先生 東京都中目黒・山梨県甲府
浅川 岳史先生 プロフィール
東京藝術大学を卒業後、シカゴ・ルーズベルト大学大学院より奨学金を得てアメリカへ留学。シカゴ・ルーズベルト大学ガンツホールと、東京オペラシティ・リサイタルホールにてソロリサイタルを開催。また、今までにN響団友オーケストラ, 山梨交響楽団, 山梨大学管弦楽団, 甲府室内合奏団とソリストとしてチェロ協奏曲を共演。その他、プロのオーケストラ奏者として今までに、東京交響楽団, 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団, 東京ニューシティ管弦楽団, 日本フィルハーモニー交響楽団, 新日本フィルハーモニー交響楽団, 読売日本交響楽団, 千葉交響楽団, 神奈川フィルハーモニー管弦楽団, N響団友オーケストラなどのオーケストラコンサートに出演。また、指導者として、山梨県ジュニアオーケストラ,甲府市交響楽団, 専修大学管弦楽団, 東海大学管弦楽団, 山梨交響楽団, 山梨大学管弦楽団, 山梨県高文連オーケストラ, 山梨県民第九演奏会オーケストラ, 山梨県立南高等学校, 徳島交響楽団ジュニアオーケストラ, 八王子ユースオーケストラのチェロセクションの指導をした。東京と山梨で浅川チェロ教室を主宰。
♪浅川 岳史先生に9つの質問にお答えいただきました♪
1.楽器はいつどのようなきっかけではじめたのですか?
父がピアノ教師、母が幼児教育をやっていて、幼いころは姉と共に父にピアノを習っていましたが、ピアノにはあまりなじめませんでした。そんな時に、姉が外部の女性の先生につくことになったのですが、その先生のご主人がチェロの先生をしていらっしゃいました。私は山梨県出身ですが、山梨にはチェロを弾く人はほとんどいなかったので、物珍しいのもあって、チェロをやってみようと思い、ピアノからチェロに変更しました。小学校5年生の時です。チェロは自分に合っていたようで、中学後半から東京藝大に行きたいと思っていましたね。
2.普段はどのような活動をされていますか?
ソロ活動、室内楽、プロオーケストラ・アマチュアオーケストラのエキストラ奏者、チャペルの挙式での生演奏、それから、個人レッスン、小中学生のジュニア・ユースオーケストラや高校のオーケストラ部、大学のオーケストラサークルのチェロセクションを教えに行ったりもしています。演奏活動半分、レッスン半分という感じです。教室の発表会は年に1回やっています。
自主公演でベートーヴェンのトリプルコンチェルトを演奏したり、高校時代にお世話になった音楽の先生から話をいただいてドヴォルザークのコンチェルトを山梨で弾いたこともありました。
3.出身地はどこですか?
山梨県甲府市です。
4.どんな子供でしたか?
ピアノはそれほど弾けないのですが、それでも合唱のイベントがあるとピアノを弾いたりしていたので、「浅川=音楽」みたいなイメージが小学校時代からできていたように思います。だからといって太陽も浴びずに家にこもりきりだったということはなくて、みんなと普通に遊んでいましたね。
男子でピアノが弾けるのは珍しかったので、“音楽で目立ってる子”だったかもしれません。
現在音楽を仕事にしているということを小学校の同級生が知ったとしても、驚かないと思います。
5.好きな作曲家や曲を教えて下さい。
1曲の中に朗々とした部分と技巧的な部分、両方あるような曲が好きです。どちらかと言うとチェロソナタより、例えばフォーレのエレジーなどの小品の方が好きですね。
バッハ、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューマンなど、古典派からロマン派時代の曲が好きです。耳に和音として入ってくる、気持ちのいい曲が好きです。
6.好きな、或いは影響を受けたアーティストはいますか?
初めてCDデッキが発売された時に、チェロ独奏のCDが3種類発売されたと思いますが、その中の1枚の“藤原真理さんの小品集”が好きでした。そのCDには、「愛のあいさつ」や「白鳥」、「トロイメライ」などの小品がたくさん入っていて、そこから受けた影響は大きいですね。曲も好きでしたし、こういう音色で弾きたいとか、こういうrit(リタルダンド:テンポをしだいに遅くしていくこと)をかけたいとか思っていました。レコードは“味”はありますが、CDの方が音楽の表現がクリアに伝わってきてその頃からずっと好きです。
7.生徒さんを指導するにあたって気を付けていることはありますか?
ちゃんと会話のやり取りをすることです。少ない練習回数で上達する方がいいと思うので、いっぱい会話をして、生徒さんの目標と教える側の目標が同じになるように努めています。「うまくなろう」という同じ目標に向かって同じ道を歩かないと、お互い遠回りをして上達までに時間がかかってしまいます。会話をして、本当にわかっているかどうかが確認できれば、次にどうするか、ということも考えることができますし、例えば生徒さんが何を望んでいるかがわかれば、その中でできていないポイントを見つけ出して、そこを補うことができます。生徒さんのことをよく知るためや仲良くやっていくために、音楽と関係のない話もします。
8.先生にとってチェロはどのような存在ですか?
好きとか嫌いではなくて“絶対的な価値”の物です。職業の一環でもあるし、生活の一部でもあります。
9.これからチェロを始められる方にエールを!!
肩ひじ張らず、まずはやってみて欲しいです。
チェロは、ヴァイオリンほど細かく動かないし、ピアノのように重音で動いて複数のメロディラインを重ねるようなこともないので、ヴァイオリンやピアノより難しくないはずです。楽器を始めるならチェロがお薦めです。
浅川 岳史先生に習いたい方は・・・
○中目黒教室(中目黒駅から徒歩10分、渋谷駅からバスで15分)
○甲府教室(甲府駅から車で10分)
浅川チェロ教室ホームページ→ https://www.celloasakawa.com/
浅川先生に習いたい方、ご質問等は、《浅川チェロ教室ホームページ〈お問い合わせhttps://www.celloasakawa.com/contact〉》または、チェロカフェお問合せフォームから、お気軽にお問い合わせください。
※プロフィール・質問への回答文の内容は2017年5月現在のものです。
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