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瀧上 久美子(たきがみ くみこ)先生 愛知県名古屋市名東区

category : チェロ教室のご紹介 2018.10.2 

kokoti 瀧上先生

瀧上 久美子先生 プロフィール

愛知県立芸術大学音楽学部卒業。同大学大学院音楽研究科修了。
チェロを吉田顯、天野武子の各氏に、室内楽を天野武子、進藤義武、福本泰之の各氏に師事。愛知県立芸術大学卒業演奏会、東海テレビ主催 喝采のコンサートシリーズ他、多数演奏会に出演。またシュトゥットガルトにおいて元シュトゥットガルト放送交響楽団アルバート・ブーセン氏のレッスンを受ける。
後進の指導にあたる傍ら、弦楽アンサンブル、室内楽を中心に精力的に演奏活動している。
現在、名古屋パストラーレ合奏団、長久手フォレスト合奏団、ピアノトリオ  ラヴィエクラメンバー。北名古屋音楽芸術協会ムジカフェンテ会員、ポルタメント小牧会員。

♪瀧上 久美子先生に9つの質問にお答えいただきました♪

1.楽器はいつどのようなきっかけではじめたのですか?
小学生の時に、チェリストの藤原真理さんがCMで白鳥を弾いているのを見て「チェロっていいな」と思いました。中学校でオーケストラ部に入ってチェロを始めました。将来は客室乗務員になりたいと思っていたのですが、中学を卒業するときに先生が「チェロの専門の道に進んではどうか」と声をかけてくださって、その言葉をきっかけに方向転換しました。両親には大反対されましたが、懇願して高校から音楽を本格的に勉強し始めました。

2.普段はどのような活動をされていますか?
弦楽アンサンブルと室内楽を中心に演奏活動しています。「長久手フォレスト」、「名古屋パストラーレ合奏団」に所属しており、その他にもピアノトリオを組んで演奏しています。それから自宅でも少しレッスンしています。

3.出身地はどこですか?
愛知県名古屋市です。

4.どんな子供でしたか?
本当におとなしい子で、人と上手に話すのがあまり得意ではありませんでした。自分から友達を誘ったりするタイプではなく内向的でしたね。今はよくしゃべるようになってしまいましたけど(笑)。ピアノを習っていて、レッスンは割と厳しかったですがそれに応えたい気持ちがあり、ピアノを練習することは好きでした。読書も好きで、夏休みには本を10冊読んだりしていました。

5.好きな作曲家や曲を教えて下さい。
ベートーヴェンでしょうか。どの作曲家も素晴らしいのですが、ベートーヴェンは初期、中期、後期と一番作風が変わる作曲家だと思います。他の作曲家にはないところだと思います。初期の作風は若々しいですが、難聴とともに作風が変わってきて、後期になるとフレーズは長いけれど一つ一つをよく見ると分断されているというか、言葉になっているというような感じがします。だんだんと頑固になっていくベートーヴェンが曲から垣間見えます。
学生時代はベートーヴェンというと勉強の一環みたいな感じだったのですが、最近は改めてベートーヴェンってすごいなと感じることが多いです。

6.好きな、或いは影響を受けたアーティストはいますか?
チェロを始めるきっかけになったのは藤原真理さんですが、若い時は、大学の恩師天野武子先生から先生としても人としても大きな影響を受けました。先生は学生の話にも一生懸命耳を傾けて理解しようとしてくださいました。「最後に選ぶのはあなたですからね」という話はされるのですが、一緒に考えてくださって、私を人としても音楽を勉強するひとりとしても成長させてくださいました。最近は、身のまわりの人全員から影響を受けていると思います。若い方の演奏からも同じ年代の方の演奏からもエネルギーをもらいます。

7.生徒さんを指導するにあたって気を付けていることはありますか?
とにかく一番に思っていることはクラシック音楽やチェロを嫌いにならないでほしい、ということです。私は子供を3人育てましたが、子供ってその子その子で同じように育てても全然違うんですよね。先生と生徒という距離感をその子によってどうやって作っていくかというのが難しいところなんですが、その子にある程度合わせるということも考えて、皆を同じ教え方では教えません。生徒によって、音色も違うし、モチベーションが違うし、目的が違うので生徒によって調節をします。最初は探りながらですが、厳しくしても大丈夫だと思うと結構怖いですし、厳しくすると潰れるというのがわかってくると相手の様子を見ながらレッスンします。
レベルにもよりますが、楽譜を前にして一緒に考えながら勉強したいというのがあります。「ここはこう弾きなさい」というのではなく、自分の意志をもって楽器を弾けるようになってほしいので、一緒に考えながら一緒に成長していきたいという思いはあります。小さい子でも本当にやりたいなら一生懸命練習してほしいですが、嫌でも細く長くでもいいので続けてほしいなと思います。そうするとあるときやっていてよかったと思う瞬間がきっとあるし、成長する中で勉強一筋でやってきてなんの逃げ場もない人よりは人として深みがあるし、心のよりどころにもなるし、何か一つやっているものがあれば絶対に違うと思うんですよね。だから長い目で見守ってあげたいなと思います。

8.先生にとってチェロはどのような存在ですか?
音楽って音だけでもダメだし、テンポだけでもダメだし、リズムだけでもハートがあるだけでもテクニックがあるだけでもダメじゃないですか。この年になって人生を振り返ると相通じる物があって、チェロはすごく深いものだと思うんですよね。私は子供の頃おとなしくて口べたで自分で発言するのが苦手な子供でしたが、今もたぶんどこかにそういう部分があると思うんですよ。言えないことを音楽や楽器にぶつけるというか、そのためのツールでもあるのですが、もっと掘り下げれば“最高の教訓”。生きるのにもいろんな術がいるという、上手く言えないですが、いろんなものを全部含んでいるようなそういう存在です。

9.これからチェロを始められる方にエールを!!
細く長くでもいいので続けてほしいということがありますが、その前にレッスンというのは先生と生徒がいる一つの小さな社会なので、元気にあいさつをし合うというところから始まり、そして楽器を大切にしてほしいと思います。

瀧上 久美子先生に習いたい方は・・・

○Cello-Cafe 《kokoti cafe》教室 (愛知県名古屋市名東区一社1-111マイシャトー一社1F

瀧上先生に習いたい方、ご質問等は、Cello-Cafeお問い合わせフォーム から、ご希望の講師名をご記入の上、お気軽にお問い合わせください。

※プロフィール・質問への回答文の内容は2018年10月現在のものです。
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