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南村 潤先生(なむら じゅん)先生 大阪府大阪市北区・出張あり

category : チェロ教室のご紹介 2018.3.30 

南村先生お写真 掲載

南村 潤先生 プロフィール

8才からチェロを学び、近藤幸生氏、野村朋亨氏に師事、相愛大学では斎藤建寛氏に学ぶ。
堤剛氏に師事する。室内楽を久合田みどり氏に師事する。1986年沖縄ムーンビーチチャンプに参加。
ノーステキサス州立大学では、カーター・エニヤート氏に師事し、同大学創立100周年記念コンサートに出演し、好評を得た。
その後、ボストンに移り、ボストン交響楽団副首席奏者サトー・ヌーツン氏に師事し、同時にセント・ピーターズ・エピスコバル教会の専属チェロ奏者として演奏活動を行う。帰国後、1997年、1999年にリサイタルを行い好評を博した。現在、ソロ奏者として精力的に演奏活動を行っている。2003年の無伴奏チェロ組曲の全曲リサイタルでは、時代にとらわれない自由でのびやかな表現により多くのファンを魅了した。
2008年8月に田中千代野氏とチェロと朗読のコラボレーション.コンサートを行いまた11月には岡田拓山氏と尺八とチェロのコラボレーションのコンサートを行う。2013年バッハの無伴奏チェロ組曲のリサイタルを、2013年にはピアニストの鈴木華重子との共演でリサイタルを開催する。
2004年にはJ.S.バッハ無伴奏チェロ組曲CDをリリース。

♪南村 潤先生に9つの質問にお答えいただきました♪

1.楽器はいつどのようなきっかけではじめたのですか?
小学3年生の夏にロストロポーヴィチの白黒の写真を見せてもらったのですが、とにかくかっこよくて、「これはなんていう楽器なの?」と聞いたら「チェロだよ」と。「やってみたい」と言ったら、ちょうど家に子供用のチェロがあったんです。
祖父と父がコントラバス、母がヴァイオリンをやっていて、私は3代目です。祖父は今でいう“フリー奏者”で、N響や大フィルに関わって礎を築いた人で、父は大フィルの首席でした。2、3才くらいからピアノを始めていたので音楽をすることに対して抵抗はなかったです。

2.普段はどのような活動をされていますか?
チェロを教えること、ソロリサイタル、サロンコンサート、それから「J’sチェロアンサンブル」 という団を主催しています。「J’sチェロアンサンブル」 は主に僕の生徒さんが中心で、22,3名で1年に1回定期演奏会をやっています。10年を超えてきて、うまくなってきたかなという気はします。合奏することがどうこうというよりは、個人レッスンって面白くないので(笑)、どうすれば少しでも面白いことができるかな、と思って始めました。個人レッスンは、「きらきら星」などの簡単な曲ではなく、いきなりある程度の曲が弾けた方がかっこいいと思うので、エチュードに特化したレッスンをしましょう、と話をしています。それでも曲をやりたい方には曲をお渡ししますが、賛同してくださる方が多いので、年に1度の発表会の時は曲を練習して、それ以外はずっとエチュードの教則本を進めるというふうにやってます。
一番小さい子は3歳の女の子がいます。子供を教えるのは好きなんですよ。
それから、和歌山や東京にも教えに行っています。割とどこへでも行きます。生徒さんで東京に勤めることになった方が何人かいて、時間を合わせてレッスンしています。「わざわざ来ていただくのは申し訳ない」と言われたのですが、「休みだと思って出かけて行くし、旅行に行っている気分なので大丈夫ですよ」と伝えました。多少赤字になっても熱心に真面目に受けてくださる生徒さんなので、仕事とはまた違う話です。“出会い”って大事だと思うし、お金ではなく“面白いか面白くないか”で決めているところがあるんです(笑)。

3.出身地はどこですか?
兵庫県宝塚市です。

4.どんな子供でしたか?
のんびりとした、どんくさい子供でした。
父から「みんなは家に帰ったら勉強をしている」と言われ、勉強するよりチェロを弾いている方が面白いと思ってチェロを弾いていたのですが、まさかみんなが家に帰ったらすぐに外へ遊びに行っていたなんて露知らず(笑)。でも音楽は子供の時にどこまでやれるかが大事な分野なので、最初の頃はいろいろ思ったこともありましたが、今となってはよかったなと思います。

5.好きな作曲家や曲を教えて下さい。
一番好きなのはバッハです。無伴奏チェロ組曲は難しいですが、やればやるほど面白いと思いますし、一番興味のある作曲家です。人生の中でたくさん曲を作って、どれもが意味が深くて。ロマン派のフォーレ、ラフマニノフも好きですが、バッハは別格です。

6.好きな、或いは影響を受けたアーティストはいますか?
チェロを始めるきっかけになったロストロポーヴィチと、それからヨーヨー・マです。
アメリカに留学したときに、レストランのカウンターにヨーヨー・マがいらっしゃったことがあって、少し話しかけたら別のテーブルに一緒に移ってくださって2人で10分くらい話しました。なんてスマートな方なんだろう、と思いました。
後日、マネージャーさんが「僕にできることがあれば何でも言ってください」と声をかけてくれたので「ヨーヨー・マにお会いしたい」と言ったら、「演奏会の後に食事でも行こう」という話になりました。でも当日終演後、結局疲れているからということで食事は無しになったんです。代わりにサイン会をすることになり、列の最後に並ぶように言われました。その時に「少し話しましょう」と言ってくださって、全員のサインが終わった後に30分くらい話をさせてもらいました。音も好きですが、人間性や雰囲気が好きです。大ファンです。

7.生徒さんを指導するにあたって気を付けていることはありますか?
できるだけ具体的な説明をして抽象的なことは言わないようにしています。音楽は“数学”だと思っているので、脱力においても、弓を使う量や弾く位置においても、感情的にならずに淡々と話しています。もし、生徒さんが全然練習できていなかったとしても、怒る話でもないですし。その日はできる範囲の話をすればいいわけです。押し付けない。

8.先生にとってチェロはどのような存在ですか?
これまで音楽しかしてこなくて他に何もできることがない中で、唯一これだけが人並みにできるものです。

9.これからチェロを始められる方にエールを!!
チェロはすぐに弾ける楽器ではありませんし時間もかかりますから、非常に難解な楽器だと思います。でも、子供でも大人でもどんな世代でも楽しめる、やっただけのことは必ず返ってくる楽器だと思うので、楽しく弾いてほしいと思います。

南村 潤先生に習いたい方は・・・

○ Salon de rêve musique 〈サロン ド レヴェール ミュージック〉(大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビル2F 6-1-2〈ササヤ書店並び〉)
○出張レッスン可

Salon de rêve musiqueホームページ  → https://reve-musique.com

南村先生に習いたい方、ご質問等は、Cello-Cafeお問い合わせフォーム(ご希望の講師名をご記入ください)、 または、南村先生〈salon.de.reve.musique@gmail.com〉 へ直接お問い合わせください。

※プロフィール・質問への回答文の内容は2018年3月現在のものです。
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